残り布を利用して作られた細工物の魅力と歴史を紹介する「ちりめん細工の今昔」展

平成のちりめん細工
日本玩具博物館所蔵

2018年1月23日(火)から4月8日(日)まで、たばこと塩の博物館 2F 特別展示室にて「ちりめん細工の今昔」展が開催される。同博物館と日本玩具博物館との共催による展覧会。約800点の作品を通して、ちりめん細工の優しい魅力を楽しむことができる。月曜休館(2月12日は祝日のため開館で翌13日が振替休館)、開館時間は10:00〜18:00(入館は閉館30分前まで)で、観覧料は一般・大学生300円 / 満65歳以上150円 / 小・中・高校生100円。上記の観覧料で常設展示も鑑賞できる。
ちりめん細工とは、江戸時代から着物の素材として愛好されてきた絹織物「ちりめん(縮緬)」の残り布を利用して作られた細工物のこと。江戸時代の後半には、御殿女中や武家および商家などの裕福な家庭の女性たちによって、美しく小さな袋物や小箱が生み出された。明治時代には、ちりめん細工が女学校の教材としても取り上げられ、意匠を凝らした佳品が数多く生み出されている。
本展は、ちりめん細工の歴史と文化を紹介する第1部と、平成のちりめん細工を紹介する第2部で構成。る第1部では、江戸時代から明治・大正時代にかけての古作品が一堂に集められている。第2部は、日本玩具博物館の復興活動を通して現在に蘇った平成のちりめん細工を、季節や種類に分けて展示。ちりめん細工を作る楽しみや飾る喜びを表現した「つるし飾り」や「傘飾り」なども紹介される。

江戸時代の袋物
日本玩具博物館所蔵

押絵の小箱
日本玩具博物館所蔵

うぐいす袋
日本玩具博物館所蔵

傘飾り
日本玩具博物館所蔵

■期間:
2018年1月23日(火)~4月8日(日)

■開催場所:
たばこと塩の博物館 2F 特別展示室
東京都墨田区横川1-16-3

■問い合わせ先:
たばこと塩の博物館
tel. 03-3622-8801
url. https://www.jti.co.jp/Culture/museum/
MdN DIのトップぺージ