第20回亀倉雄策賞を中村至男氏が受賞!JAGDA賞2018やJAGDA新人賞2018も発表

個展「中村至男展」の展示・告知ポスター(org:クリエイションギャラリーG8)
※画像は告知ポスター

公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)は、年鑑「Graphic Design in Japan 2018」(株式会社六耀社)の掲載作品選考会を開催した。約570作品が入選とされ、あわせて「第20回亀倉雄策賞」「JAGDA賞2018」「JAGDA新人賞2018」も決定。「第20回亀倉雄策賞」には中村至男氏による個展「中村至男展」の告知・展示ポスター(org:クリエイションギャラリーG8)が選ばれている。
「亀倉雄策賞」は、JAGDAの初代会長を務めた故・亀倉雄策氏(1915〜1997年)の業績を讃え、1999年に創設された賞だ。毎年「Graphic Design in Japan」出品作品の中から、年齢やキャリアを問わずに、最も輝いている作品とその制作者に授与される。今回の中村至男氏の受賞を記念した展覧会は、2018年4月6日(金)〜5月16日(水)に、クリエイションギャラリーG8(東京都中央区)で開催予定。6月9日(土)〜7月1日(日)には、新潟県立近代美術館(新潟県長岡市)へも巡回する。
また、次代を担う人材を育成するため、優秀な若手デザイナーをクローズアップする「JAGDA新人賞」では、今年度は花原正基氏(株式会社資生堂)、金井あき氏(コクヨ株式会社)、福澤卓馬氏(株式会社ドラフト)の3名が受賞した。受賞記念の展覧会「JAGDA新人賞展2017 金井あき・花原正基・福澤卓馬」は、2018年5月24日(木)〜6月26日(火)にクリエイションギャラリーG8で開催され、その後に各地巡回を予定している。
そのほか、「JAGDA賞2018」の受賞作品も決定。2008年に創設された「JAGDA賞」は、その年を代表するグラフィックデザインを顕彰し、後世に伝えるため、「Graphic Design in Japan」出品作品の中から特に優れた数作品に授与されている。今年度は、ポスター部門の「LIFE」(出品者:永井一正氏)やCI・VI・シンボル・ロゴ部門の「高松市美術館」(出品者:原研哉氏)、ブックデザイン部門の「WANOBI」(出品者:菊地敦己氏)、雑誌広告部門の「dansko」(出品者:井上康子氏)、環境・空間部門の「mt ex」(出品者:居山浩二氏)など、10作品が選ばれている。

花原正基氏
化粧品会社の企画展出品ポスター「アール・デコ」(org:資生堂)
※上記の作品を含む11作品で受賞

金井あき氏
ライフスタイルショップのパッケージ
「THINK OF THINGS」(cl:コクヨ)
※上記の作品を含む10作品で受賞

福澤卓馬氏
商品カレンダー「I want to be...」(cl:ディーブロス)
※上記の作品を含む8作品で受賞

公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)
URL:http://www.jagda.or.jp/
2018/01/24
MdN DIのトップぺージ