漆喰によるフレスコ画の技法を現代に甦らせたリアルアートの展示販売「フレスコグラフ展」

「フレスコグラフ展」

2018年1月24日(水)から2月5日(月)まで、港南台高島屋 3Fの特設会場にて「フレスコグラフ展」が開催される。ルネッサンス期に開花した漆喰を用いる「フレスコ画」の技法を現代に甦らせたスーパーリアルアートの展示販売イベント。モネやクリムトなどの名画のフレスコグラフ複製画が販売され、記念日やペットの写真など手持ちの写真を預かって制作するフレスコグラフ肖像画の注文も受け付ける。時間は10:00〜19:30(最終日は17:00閉場)。なお、フレスコグラフ肖像画は作品の受け渡しまで約50日間が必要。
「フレスコ」はイタリア語で“新鮮な”という意味を示す絵画技法の1つだ。漆喰を壁やキャンバスなどの下地に塗り、乾かないうちに顔料などで上に直接絵を描画。すると、漆喰の石灰の層の中に絵の具が染み込んでいき、漆喰の乾燥が始まると表面に固く透明な皮膜ができて、堅牢な画面が完成する。この技法で制作された作品は、500年以上が経過してもなお色褪せることなく、美しい色彩を維持して美術ファンを魅了。とはいえ、漆喰を美しく塗る左官と、漆喰が乾かないうちに絵を描ききるという絵師の高い技術が求められ、徐々に衰退していった。
この伝統的な「フレスコ」技術を、大手総合化学工業メーカーの株式会社トクヤマが、現代の技術で生まれ変わらせた。約5年の歳月をかけた研究と開発で、山口県産の高品質な石灰を原料とした“新鮮な漆喰”をシート状にすることに成功。2013年には「第5回ものづくり日本大賞 優秀賞」を受賞し、事業を本格化させるために株式会社FLトクヤマを設立した。本展では、この株式会社FLトクヤマが展開するフレスコグラフの作品を堪能できる。

「フレスコグラフ展」

■期間:
2018年1月24日(水)~2月5日(月)

■開催場所:
港南台高島屋 3F 特設会場
神奈川県横浜市港南区港南台3-1-3

■問い合わせ先:
港南台高島屋
tel. 045-833-2211(代表)
url. https://www.takashimaya.co.jp/konandai/
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