ヤマハから、直感的な音作りができるハイエンドエフェクター4機種発売。オーバードライブからトレモロまで

ヤマハミュージックジャパンは、1月23日、楽器用エフェクターブランド「EarthQuaker Devices」の新製品4機種を取扱商品に追加、1月27日(土)より発売を開始すると発表した。同シリーズは、ミュージシャンのJamie Stillman氏が、2004年に米国オハイオ州アクロン市で立ち上げた楽器用エフェクターブランドで、直感的な操作で音づくりができるレイアウトや、サウンドの可変幅の大きさ、楽器が持つトーンを妨げない自然なエフェクトが特長である。
今回、2018年1月10日(水)に米国で発売され注目を集めているオーバードライブ「Westwood」を含む以下の4機種を日本市場にて発売開始する。
「Westwood」
カテゴリー:オーバードライブ(トランスルーセント・ドライブ・マニピュレーター)

ビンテージのような質感とタイトな歪みが特徴のオーバードライブ。ゲインの幅が広く、クリーンブーストに近いローゲインから重圧なハイゲインまでをカバーする。ゲインを薄めにし、コード弾きに適したオープンサウンドや、EQ(イコライザー)のコントロールによってキレのある歪みを作り出すのが特徴だ。

楽器側のボリュームやピッキングにも敏感に反応するため、さまざまな奏法や曲調に対応。アクティブ・イコライザーを搭載し、ベースは80Hz、トレブルは2kHz周辺の帯域に効果があり、20dbのカットとブーストが可能である。
「Colby Fuzz Sound」
カテゴリー:ファズ(ヴィンテージ・ファズ・トーン)

ギターアンプブランド「Colby Amplification」と協力し、ビンテージ市場で入手が困難なPark Fuzz Soundのサウンドを忠実に再現し復刻。ノイズの低減や、ファズの分量の増幅など、今日のプレイヤーの使用環境に合わせて改良が施されている。

使用されているトランジスターは、一つ一つ個体の波形を調べて、すべて手作業でマッチングさせているため、個体差が極小に抑えられており、どの個体でも最大限のパフォーマンスを実現する。
「Hummingbird」
カテゴリー:トレモロ(リピート・パーカッション)

ビンテージのリピートパーカッションペダルをベースに開発されたEQDならではのクリアで可変幅の広いトレモロペダルだ。50年代スタイルの非常に柔らかく緩やかな揺れから、スタッカートのように弾むトレモロ、ディレイにもリング・モジュレーターにも聞こえる高速なトレモロまでをコントロール可能。揺れの速さ(Rate)は外付けのエクスプレッションペダルでコントロールでき、独特な奏法が楽しめる。

また、音の掛かり具合を決めるツマミ(Depth)をゼロにした状態ではクリーン・ブースターとしても使用することも可能だ。
「The Warden」
カテゴリー:コンプレッサー(オプティカル・コンプレッサー)

良質のパーツを使用した、レコーディング・スタジオ品質のオプティカル方式コンプレッサー。ダイナミック・レンジが広く、Tone、Level、Sustain、Ratio、Release、Attackの6つのコントロールによって、コンプレッサーを浅く掛けたり、深く掛けて大胆なカッティングに使用したりすることができる。
同シリーズには、他にも様々なエフェクターが発売されており、「EarthQuaker Devices」公式サイトにて詳細を確認することができる。
「EarthQuaker Devices」
URL:https://www.earthquakerdevices.jp/
2018/01/24
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