“この世界の片隅に”の こうの史代 氏が送る、待望の新作漫画「ギガタウン―漫符図譜―」発売

朝日新聞出版は、鳥獣人物戯画を題材に動物たちの日常をほのぼのと描いた、こうの史代氏の新作漫画「ギガタウン―漫符図譜―」を1月19日に発売した。A5判/128P/800円(税抜)。
本書は「この世界の片隅に」アニメ映画公開以後で初となる、こうの史代氏の新作漫画である。内容は、漫画の起源ともいわれる国宝・鳥獣人物戯画を、著者流にキュートにアレンジし、動物たちの日常を描いたほのぼの4コマ漫画。お調子者のうさぎの「みみ」、変わり者で優等生のカエル「あおい君」、頑張り屋の猿「きい子ちゃん」などが繰り広げる、思わずくすっと笑ってしまうようなエピソードがのびのびと描かれている。

【キャラクター紹介】(左から)
宇佐美みみ:小学3年生。お調子者で元気。
あおい君:みみの同級生。優等生のようで、少々変わり者。勉強ができる。
きい子ちゃん:みみの同級生。実家の八百屋を手伝う頑張り屋。
紺野先生:みみのクラスの担任教諭。怒ると手がつけられない。

さらに本書には、著者ならではのユニークな仕掛けが施されている。4コマ漫画のすべてが、漫画特有の表現記号「漫符」の解説を兼ねており、書籍全体が本邦初の“漫符事典(=図譜)”となっているのだ。「漫画とは何か?」を改めて考えさせて一冊である。

鳥獣人物戯画の楽しげな世界と、こうの史代氏の描くしみじみと愛情深いストーリーが融合した本書を、ぜひ手に取ってみてもらいたい。
株式会社朝日新聞出版
価格:800円(税抜)
こうの史代 著
URL:https://publications.asahi.com/
Amazon:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022515120/
2018/01/25
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