Adobe、気仙沼市の中学校にてデザインの力で地域課題の解決を目指すワークショップを実施

最優秀賞を獲得した「佐々木教チーム」の作品イメージ

アドビシステムズ株式会社は、2018年1月23日(火)に、宮城県気仙沼市在住のデザイナー鈴木歩氏(ペンシーネクストスイッチ代表)と、ワークショップイベント「Adobe Design Jimoto Student with Next switch in 気仙沼」を実施した。学生たちに、デザインの力で地域課題を解決するクリエイティビティを育んでもらうことを目的とした企画。気仙沼市立唐桑中学校で、中学生41名が気仙沼ブランドのデザイン創作に挑戦した。
本イベントは、美術のアクティブラーニング授業の一環として実施。41名の生徒とプロのデザイナー8名がチームを組み、「町ブランド」のデザイン創作に挑んだ。制作には、アドビシステムズ株式会社のモバイルアプリ「Capture CC」「Illustrator Draw」、3Dデザインツールの「Dimension CC」を活用。プロのデザイナーと美術教員の指導を仰ぎながら、学生たちが地元の名産品や漁船などが描かれたデジタル作品を制作し、立体的な紙袋の試作品に仕上げられた。
デザイン制作後は、各チームによる約3分間ずつの作品発表を実施。気仙沼菅原茂市長も特別参加し、生徒やスタッフが全員で投票を行った結果、「佐々木教チーム」が最優秀賞を獲得した。最優秀チームの作品は、気仙沼市とデザイナーの協力のもとで、気仙沼市で利用される紙袋案として検討される予定。また、本イベントで制作された作品は、俳優の渡辺謙氏が経営する気仙沼のカフェ「K-port」にて、2018年2月からの店内展示が予定されている。

唐桑中学校の体育館で行われたワークショップの様子

アドビシステムズ株式会社
URL:https://www.adobe.com/jp/
2018/01/25
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