画像を解析して人工知能が花の名前を教えてくれる無料のWebサービス「この花な〜んだ？」
「AISI∀ FlowerName（この花な〜んだ？）」
https://www.flowername.sint.ai/
株式会社システムインテグレータは、無料のWebサービス「AISI∀ FlowerName（この花な〜んだ？）」を公開した（https://www.flowername.sint.ai/）。名前が分からない花の画像をアップロードするだけで、その花の名前を人工知能が教えてくれるサービス。ディープラーニングのCNN（畳み込みニューラルネットワーク）という技術を用いたサービスで、現在は257種類の花の名前を覚えている。
同社では、ゲームを楽しみながら花の名前を簡単に覚えられるアプリ「花の名前ダウト」（http://hananonamae.jp/）も無料公開中。今回の「この花な〜んだ？」のサービスはその第2弾だ。画像は、スマートフォンからのアップロードにも対応。ちなみに「AISI∀」とは、同社の人工知能サービスのコンセプトネームで、今後も人々に役立つ各種のAIサービスのリリースを予定している。
今回のサービスを開始するにあたっての学習データとしては、イギリスのオックスフォード大学の研究チームによって公開されている102種類の画像8189枚がベースとなった。さらに、ImageNetが元データとしているインターネット画像から、155種類の日本の花を約1万枚取得して追加している。
少ないデータでの学習をテーマとしており、1種類あたりの学習に用いられた画像は50枚ほど。ニューラルネットワークのライブラリには、Microsoft社が提供しているCognitive toolkitが採用されている。なお、このサービスは運用しながら追加学習するアクティブラーニングを行うため、アップロードした画像が追加学習に利用される場合もある。