キヤノン、エントリーユーザー向けのミラーレスカメラ「EOS Kiss M」を発表
キヤノン株式会社は、エントリーユーザー向けのミラーレスカメラ「EOS Kiss M」を、2018年3月下旬に発売する。同社の一眼レフカメラの代表的なブランドである「EOS Kiss」を、ミラーレスカメラとしては初めて製品名に冠したモデル。シリーズ誕生25周年を迎える「EOS Kiss」シリーズの領域が、新たにミラーレスカメラにも拡大することとなる。カラーバリエーションはホワイトとブラックで、価格はオープン。
「EOS Kiss M」は、本格的な撮影を手軽に楽しみたいというニーズに応え、カメラ初心者でも扱いやすいミラーレスカメラだ。APS-Cサイズ（約22.3×14.9mm）で有効約2410万画素のCMOSセンサーを搭載し、新映像エンジンのDIGIC 8を採用。CMOSセンサーの各画素が撮像と位相差AFの両方を兼ねる「デュアルピクセルCMOS AF」が進化し、最大99点の測距点での高速かつ高精度なAFが実現された。さらに、測距エリアは対応レンズを装着することで、最大143点の測距点まで拡大する。そのほか、被写体の瞳を検出してピントを合わせる新機能「瞳AF」なども搭載された。
本体には視野率約100％のEVFを内蔵し、液晶モニタは柔軟に操作しやすいバリアングル式。記録メディアはSD / SDHC / SDXCメモリーカード（UHS-I対応）で、スマートフォンなどの携帯端末との接続手段としては、Wi-FiやNFCに加えてBluetoothも利用できる。本体サイズは約116.3（幅）×88.1（高さ）×58.7（奥行）mmで、本体重量は約351〜354g。レンズマウントはキヤノンEF-Mで、ボディ単体のほか「EF-M15-45 IS STMレンズキット」「EF-M18-150 IS STMレンズキット」「ダブルズームキット」「ダブルレンズキット」が発売される。参考価格として、ボディ単体のキヤノンオンラインショップ販売予価は各7万3500円（税抜）。