視覚に障害がある人のセルフィー写真を特殊加工した「#見えなくても自撮りして3Dにしてみた展」

「#見えなくても自撮りして3Dにしてみた展」

株式会社NTTドコモは、「ドコモ3Dセルフィープロジェクト」を実施中。そのプロジェクトで制作された作品を展示する「#見えなくても自撮りして3Dにしてみた展」を、2018年3月3日(土)と3月4日(日)の2日間にわたり、ギャラリーTOMで開催する。同プロジェクトは、視覚に障害のある人がスマートフォンのカメラで撮影した自撮り画像を3Dに特殊加工する取り組み。現在、その内容やコンセプトを伝える展覧会の告知ムービーも公開されている(https://www.nttdocomo.co.jp/special_contents/forones/event/002.html)。展覧会は入場無料で、時間は各日11:00〜18:00。
株式会社NTTドコモは、「For ONEs」というスローガンのもとで、1人1人が自分らしさを発揮できる社会の実現を目指し、さまざまな取り組みを行っている。また、ユニバーサルデザインの考えから、全ての人が使いやすい製品やサービスを追求していく「ドコモ・ハーティスタイル」と名付けた活動を推進。「ドコモ3Dセルフィープロジェクト」は、このような「For ONEs」の活動の一環だ。
本プロジェクトでは、写真家で日本視覚障碍者芸術文化協会の副会長を務める尾﨑大輔氏が総合監修を担当。一般から公募した視覚に障害のある19名を迎え、1月にワークショップが開催された。ワークショップでは、点字シールで操作ボタンやレンズの位置を分かりやすくした端末で参加者が家族などと一緒に自撮りをし、撮影した画像を特殊なペーパーと立体コピー作成機「PIAF」で立体化。これによって凹凸ができ、写したものを指先で確認できるようになる。今回の展覧会では、このワークショップで制作された作品を展示。3Dセルフィーは捲れる仕様で、1枚目はフロッキー加工(植毛加工)で写真の輪郭を作った白い紙となっており、晴眼者も視覚に障害がある状態を疑似体験しながら鑑賞できる。

撮影した画像は、凹凸のある3Dフォトに加工することで、視覚に障害があっても手触りで楽しめる仕様に

今回展示されるセルフィー画像のイメージ。1枚目をめくれる仕様で、フロッキー加工の活用で、視覚に障害がある状態を疑似体験しながらも作品を鑑賞できる

■期間:
2018年3月3日(土)~3月4日(日)

■開催場所:
ギャラリーTOM
東京都渋谷区松涛2-11-1

■問い合わせ先:
株式会社NTTドコモ
url. https://www.nttdocomo.co.jp/
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