資源の有効活用と廃棄物削減に向けてキヤノンの環境活動の発信拠点「キヤノンエコテクノパーク」がオープン

「キヤノンエコテクノパーク」

キヤノン株式会社は、茨城県坂東市馬立1234番地に「キヤノンエコテクノパーク」をオープンした。キヤノングループの環境活動の発信拠点。限りある資源の有効活用と廃棄物の削減に向けて、リユース・リサイクルを通じた資源循環を追求する工場とショールームで構成されている。延床面積は約7万4200平方メートルで、事業運営はキヤノンエコロジーインダストリー株式会社が担当。
キヤノンは「Action for Green」という環境ビジョンに基づき、技術革新と経営効率の向上によって、豊かな生活と地球環境が両立する社会の実現を目指している。「つくる」「つかう」「いかす」という製品ライフサイクル全体で、環境負荷の削減に取り組んでいるところだ。製品1台あたりのライフサイクルCO2を年率3%削減することを目標に掲げ、2016年実績では2008年比で約34%、平均で毎年約5%の削減に成功。そのような環境活動の新たな発信拠点となるのが、今回オープンした「キヤノンエコテクノパーク」だ。
トナーカートリッジやインクカートリッジの自動リサイクルシステム「CARS-T / CARS-I」の活用、複合機のリマニュファクチュアリングを行って、繰り返し使い続けられるように仕様済みの製品を再生。工場内は「クリーン&サイレント」をコンセプトとして、従業員の働きやすさに配慮した職場環境の整備が行われた。建屋はダブルスキン構造による夏季の遮熱と冬季の集熱を利用した空調システムを導入するなど、省エネルギーや環境負荷に配慮をした設計。なお、この「キヤノンエコテクノパーク」では、工場見学コースを設置して小中学生などに向けた環境学習の場としての利用も予定されている。
キヤノン株式会社 / キヤノンエコロジーインダストリー株式会社
URL:http://canon.jp/ecology
2018/02/28
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