フォントワークス、特定の用途に最適な書体をセレクトして提供する「mojimo」を開始

「mojimo-manga」コンセプトイラスト
イラストレーター:ナナカワ

フォントワークス株式会社は、新たなフォントサービス「mojimo」を開始した。特定の用途やシーンに最適な書体をセレクトし、手頃な価格で提供するサービス。シリーズ第1弾の製品として、同人誌制作に最適な書体をセレクトした「mojimo-manga」の提供が開始されている。
「mojimo」は“ちょうどいい文字を、ちょうどいい価格で”をコンセプトとしており、年間定額制プランで提供される。第1弾の「mojimo-manga」に含まれているのは36書体。つまり、年間契約によって製品に含まれている36書体が使い放題となる仕様だ。
この「mojimo-manga」には、さまざまな人気アニメの公式フォントをはじめ、アニメやコミックなどで利用頻度が高い書体が取り揃えられた。例としては、「おそ松さん」の第1期で用いられたUD明朝-L / B、「キルラキル」で用いられたラグランパンチ-UB、「ペルソナ5」で用いられたスランプ-DBなどが挙げられる。
価格は1PC / 1年間で3600円(税抜)。同社が提供する年間定額制フォントサービス「LETS」と比較すると、使用できるフォントは少ないが、入会金が不要で年額も大幅に安い。特定の用途に適した書体が集められているため、特に趣味の分野で書体にこだわりたい個人ユーザーなどにとっては、より気軽に利用しやすいサービスと言えるだろう(法人での契約は不可)。文字の加工 / 変形がOKで、個人用途の範囲であれば動画共有サービスでも使えるなど、使用許諾範囲もかなり広い(https://mojimo.jp/license/manga/)。一部を除いて商用利用にも対応している。
なお、今回の発売を記念して、「mojimo-manga」と「エヴァンゲリオン公式フォント マティスEB TrueTyep版」をセットで購入できるキャンペーンも実施。通常はこの2製品を単品購入すると合計で8200円(税抜)となるが、2018年3月1日(木)〜3月15日(木)の期間内に申し込むと、500本限定で5700円(税抜)で購入できる。

フォントの使用イメージ

「mojimo-manga」に含まれる書体は、数々の有名な作品でも使用されている(上記の一覧は一部)

フォント使用事例
おそ松さん
(C)赤塚不二夫/おそ松さん制作委員会
フォント:ベビポップ

フォント使用事例
キルラキル
(C)TRIGGER・中島かずき/キルラキル製作委員会
フォント:ラグランパンチ

フォントワークス株式会社
URL:https://mojimo.jp/manga
2018/03/02
MdN DIのトップぺージ