東日本大震災が発生した3.11に合わせて“生と死”がテーマのパブリックアートを再点灯するイベントが開催

「Counter Void」

2018年3月11日(日)から3日間にわたり、六本木ヒルズけやき坂「Counter Void」前にて、「Relight Days 2018」が開催される。NPO法人インビジブル、東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)が共催するアートプロジェクト「リライトプロジェクト」のイベント。現代美術家の宮島達男氏が2003年に制作し、現在は消灯中のパブリックアート「Counter Void」が再点灯する。
「Counter Void」は、テレビ朝日社屋の壁面に常設されている高さ5m / 全長50mの巨大な光のパブリックアートで、“生と死”をテーマに制作された。2011年の東日本大震災の発生から2日後に、震災で被災された人々への哀悼の意を込めて消灯。「リライトプロジェクト」では、東日本大震災の記憶を風化させず、1人1人が生きることを考える時間を作り出すため、2016年から毎年3日間限定でこの「Counter Void」を再点灯する「Relight Days」を開催してきた。
今年も3月11日(日)の14:46に再点灯を実施。初日の点灯時間は14:46〜23:59、3月12日(月)と3月13日(火)の点灯時間は各日10:00〜23:59で、3月11日(日)の15:00〜20:00には、ワークショップ「3.11が■ている。」も催される。なお、東日本大震災から7年が経過して社会の状況が変化する中で、新たな形でテーマに向き合う必要があるとの判断から、「Relight Days」の開催は今回が最後となることが決定。今回のイベントは、「Relight Days」として「Counter Void」を再点灯する最後の3日間となる。

「3.11が■ている。」ワークショップの様子。「Counter Void」を前に、鑑賞者が自身の記憶や体験に向き合いながら、■の中に思い浮かべた言葉を書いてSNSに投稿する

■期間:
2018年3月11日(日)~3月13日(火)

■開催場所:
六本木ヒルズけやき坂「Counter Void」前
東京都港区六本木6-9-1

■問い合わせ先:
リライトプロジェクト
url. http://relight-project.org/relight_days/
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