KDDI、世界初のモバイル通信による複数ドローンの「遠隔警備」に成功

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KDDI株式会社は15日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構、テラドローン株式会社、セコム株式会社と協力し、第4世代の高速通信規格 (4G LTE) のモバイル通信ネットワークを活用した、自律飛行する複数のドローンによる広域施設の遠隔巡回警備に成功したと発表した。

実証実験全体像

本実証実験では、基地局からの4G LTEのモバイル通信ネットワークでドローンを制御し、4機の自律飛行ドローンによる遠隔巡回警備を行った。モバイル通信ネットワークを活用した複数ドローンの遠隔警備としては世界初の事例であり、不審者の発見や注意喚起、不審火の発見、夜間警備などでセキュリティの強化が図れるとしている。

ベースとなったのは、KDDIが開発したドローン専用基盤「スマートドローンプラットフォーム。高高度から監視する俯瞰ドローン2機と低高度から見回る巡回ドローン2機の計4機が投入されている。

ドローンに搭載されたカメラの映像は運行管理室に送信され、遠隔での広域監視が可能となっている。

想定される利用シーンは、大型施設や大規模スポーツイベント、国際会議などで、効率的な警備対応が可能になるとしている。
発表資料
URL:http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2018/03/15/3009.html
2018/03/16
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