アール・ヌーヴォーの旗手であったエミール・ガレのガラス工芸作品を紹介する展覧会「自然の蒐集」

2018年3月17日（土）から7月16日（月・祝）まで、ポーラ美術館にて「エミール・ガレ 自然の蒐集」が開催される。ガラス工芸の分野におけるフランスのアール・ヌーヴォーの旗手として知られるエミール・ガレ（1846〜1904年）に注目した展覧会。初期から晩年までの芸術を辿りながら、“森”と“海”という2つのキーワードを通して、エミール・ガレによる“自然の蒐集行為”を検証する。

エミール・ガレは、植物学や生物学、鉱物学などの博物学的な知識を駆使して作品の製作に取り組んだ作家だ。彼にとって植物が繁茂する“森”は生命の神秘を象徴する存在としてインスピレーションの源であり、もう1つの自然として“海”にも関心を寄せ、それまで美術ではあまり取り上げられてこなかったモチーフに着目してデザインに取り入れた。

本展では、全国の美術館のガレ・コレクションから約70点を借用し、ポーラ美術館のコレクションから厳選した60点と合わせて約130点を展示。クロード・モネ（1840〜1926年）の「睡蓮」などの絵画と一緒に展示することで、分野を超えて隆盛した芸術運動や時代背景も紹介する。会期中無休で、開館時間は9:00〜17:00（入館は閉館30分前まで）。入館料は大人1800円 / シニア割引（65歳以上）1600円 / 高校・大学生1300円 / 小・中学生700円で、小・中学生の土曜日の入館は無料となる。

■期間：
2018年3月17日（土）～7月16日（月・祝）

■開催場所：
ポーラ美術館
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285

■問い合わせ先：
ポーラ美術館
tel. 0460-84-2111
url. http://www.polamuseum.or.jp/