ローランド ディー.ジー.子会社のDGSHAPEが卓上型の半導体レーザー箔転写機「LD-80」を発売

「LD-80」

DGSHAPE株式会社は、半導体レーザー箔転写機「LD-80」を、2018年5月1日(火)に発売する。同社はローランド ディー.ジー.株式会社の子会社で、三次元切削加工機や3Dプリンタ、彫刻機などのデジタルものづくりツールを製造および販売する企業。「LD-80」は小型の卓上機で、化粧品や文房具などに名前やマークを箔転写でき、ギフトやノベルティの製作にも役立つ。価格はオープン。
本製品は、熱源に半導体レーザーを採用することで、金型を用いる従来の箔押し方法より安価な加飾を実現した箔転写機だ。半導体レーザーの加熱温度を最適に制御することで、熱に弱いアクリルをはじめ各種のプラスチック素材の製品への簡単な箔転写も可能となった。レーザー光は光を一点に集められるため、小さな文字や細かな線もくっきりと美しく再現。金箔や銀箔の煌めきを最大限に活用した多彩な表現を行える。
標準付属の専用アプリケーションでは、テキストの直接入力はもちろん、箔転写用データの簡単な作成にも対応。ベクトル画像のデータをインポートして使えるため、イラストやロゴマークなども手軽に箔転写できる。さらに、出力データを分割して、複数色の箔を用いて色の組み合わせを楽しむことも可能だ。
本体サイズは286(幅)×308(高さ)×383(奥行)mm、重量は12kgで、インターフェイスはUSB。取り付け可能な材料の大きさは最大100(幅)×20(高さ)×200(奥行)または200(幅)×20(高さ)×100(奥行)mmで、転写領域のサイズは80×80mmとなっている。転写が可能な素材は、アクリル、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABS。

箔転写する製品の上に箔をセットした状態。ここから左方に見えるシートを被せ、本体のカバーを閉じて専用ソフトで出力する

標準付属の専用ソフト

文房具の加飾例。万年筆やボールペンのほか、手帳やノートのカバーなどへの箔転写にも活用しやすい

化粧品の加飾例。リップやグロスやコンパクトケースなどに高級感をプラスできる

DGSHAPE株式会社 / ローランド ディー.ジー.株式会社
問い合わせ:0120-808-232
URL:https://www.rolanddg.com/ja
2018/03/19
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