Facebookの個人情報5000万人流出問題、ザッカーバーグCEOが声明を発表

ザッカーバーグCEOのFacebookページ

米FacebookのCEOマーク・ザッカーバーグ氏は、同社が保有していた5000万人分の個人情報が不正利用された問題に対し、Facebookの個人アカウントで声明を発表した。
今回の不正利用は、2013年にCambridge Analytica(ケンブリッジ アナリティカ:CA)に流出したデータが、2016年のアメリカ大統領選挙でトランプ大統領が有利になるように使用されたとされるもの。

ザッカーバーグ氏の声明ではまず、データの流出がケンブリッジ大学の研究者が制作した個人的なクイズアプリから流出したことを説明。その後、Facebookでは2014年にアプリがアクセスできるデータを制限しているので、同様の情報流出は発生しないとしている。

そして2015年には、流出したデータを研究者とCAが共有していることを把握し、データの削除を要請し、彼らの同意を得たとしている。しかし、先日、The New York Timesなどの報道から実際はデータを削除していない可能性が発覚し、現在、CAと確認、調査に入っているとしている。

Facebookとしての今後の対応としては、2014年の規制以前に大量のデータにアクセスしたアプリを調査、監査する。個人識別情報を誤用した開発者が見つかった場合、そのアプリの影響を受けるすべての人にそれらを禁止して通知する。また、開発者のデータへのアクセスをさらに制限し、ニュースフィードの上部にデータにアクセスしたアプリを知るためのツールを表示するようにするとしている。
発表資料
URL:https://www.facebook.com/zuck/posts/10104712037900071
2018/03/22
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