ラミネート加工なしで最長6カ月相当の屋外掲示を実現できるキヤノンの「耐水ポスター合成紙(マット)糊付き」

大判インクジェットプリンタ「imagePROGRAF TX-4000」からの出力イメージ

キヤノン株式会社は、「耐水ポスター合成紙(マット)糊付き」を発売した。独自の材料技術により、ラミネートフィルムで加工をしなくても、最長6カ月相当の屋外使用が可能なポスター用紙(期間は同社の加速度試験でシミュレーションされたもので同社が保証するものではない / 実際の気候、屋外の掲示、展示方法によっては上記の保存性が発揮できない場合もあり)。水性大判インクジェットプリンタ(顔料)と組み合わせることで、手軽に屋外ポスターの内製化が可能となる。
「耐水ポスター合成紙(マット)糊付き」では、インク受容層のバインダー樹脂として水に溶けにくい樹脂を採用。インク受容層の耐水性を大幅に向上させた。さらに、紫外線をインク受容層が防ぐことで、インク受容層内部に浸透した顔料インクと基材を光劣化から守り、優れた耐水性と耐光性が実現されている。
そのほか、糊付き面に気泡抜き溝などの工夫が施されていることも特徴だ。接着面に斜めに交差する細かな溝を設けており、その溝に沿って、ポスターを貼り付ける際に発生する気泡を外へ抜くことが可能。専門的なスキルがなくても、簡単かつきれいに貼ることができる。遮光性のあるグレー糊の採用で、既に貼ってあるポスターの上に重ねて貼る場合でも、新たに貼るポスターの文字や色を適切に表示。同じ場所へのポスター掲示も容易になる。

水と紫外線に強いインク受容層のイメージ図

糊付き面のイメージ図

屋外掲示比較。上が耐水ポスター用紙で、下がインクジェット半光沢紙

キヤノン株式会社
URL:http://canon.jp/
2018/03/23
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