和紙問屋の小野商店が手漉きの襖紙を現代的なデザインでアレンジした「彩襖」を受注販売

手漉きの襖紙(十文字柄)

1948年創業の和紙商小野商店は、インテリア向け襖紙「彩襖(さいおう)」の受注販売を、2018年4月16日(月)に開始する。同社が創業70年の節目を迎えるにあたり、今後の海外展開を視野に入れて、手漉きの襖紙を現代的なデザインでアレンジした新商品。1枚あたり5万円(税抜)からの価格で販売される。
小野商店は、全国の機械漉き和紙や手漉き和紙を取り扱う卸売店。和紙の表現技法を生かした別注抄造も行っている。近年では、和紙や紙製品作りを通じ「企業のブランディングを和紙で彩る」という事業コンセプトを展開。今回の「彩襖」も、通常の襖紙の用途ではなく、企業の商業空間を彩るインテリアとしての用途を想定した商品だ。日本家屋の減少とともに襖紙を使う機会が激減している現状を踏まえ、国内外に向けた襖紙の知名度アップなども視野に入れながら開発された。
原料の素材感、光の透け感や陰影、色彩や模様など、和紙特有の表現技法に現代的なデザイン表現を組み合わせてアレンジし、紙漉き職人の手漉きで作成していることが特徴。素材は、三椏、楮、麻などの原料をブレンドしている。基本サイズは1000×2000mmで、最大サイズは2000×3000mm。変形サイズの注文も可能で、1枚からでも別注での作成に対応している。
和紙商小野商店
URL:http://www.onopapers.com/
2018/03/29
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