東京電力が“廃炉の現場の今”を伝えるWebコンテンツ「福島第一原発バーチャルツアー」公開

「INSIDE FUKUSHIMA DAIICHI~廃炉の現場をめぐるバーチャルツアー~」

東京電力ホールディングス株式会社、福島第一廃炉推進カンパニーは29日、廃炉作業の進捗状況を現地の映像を使ってリアルに体感できるWebコンテンツ「INSIDE FUKUSHIMA DAIICHI~廃炉の現場をめぐるバーチャルツアー~」を公開した。
本コンテンツは、ユーザーに「廃炉の現場の今」を伝えるための疑似体験コンテンツ。トップから「Tour Start」を選択すると、ナレーションと共に原発の廃炉の作業現場へと進んで行く。

そして、画面は切り替わり1番~10番までのルート選択マップが登場。ここでは、Green Zone(一般作業服のエリア)、Yellow Zone(防護服と半面または全面マスクのエリア)、Red Zone(防護服と全面マスクのエリア)から見てみたいエリアを選べる。

ここで例えば、ルート4「2・3号機原子炉建屋付近」を選択すると、廃炉作業の最前線へと進める。なお、左下には放射線量が示されているが、導入部分では100μSv/hだったのが、ここでは250μSv/hに上がっていて、ここが炉心融解(メルトダウン)を起こした原発事故の中心エリアであることが伝わってくる。

また、津波被害を免れた5号機は建屋の内部を見ることができ、格納容器や原子炉圧力容器などを見ることができる。

同社では、今後も、ホームページなどを通じて情報公開を積極的に行うとともに、廃炉作業の進捗をわかりやすく伝えていくとしている。
「INSIDE FUKUSHIMA DAIICHI~廃炉の現場をめぐるバーチャルツアー~」
URL:http://www.tepco.co.jp/insidefukushimadaiichi/index-j.html
2018/03/30
MdN DIのトップぺージ