プリンタメーカー5社による「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」が活動開始から10周年
プリンタメーカー5社による「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」が、2018年4月で活動開始から10周年を迎える。同プロジェクトは、家庭用プリンタの使用済みインクカートリッジの共同回収活動。ブラザー（ブラザー工業株式会社 / ブラザー販売株式会社）、キヤノン（キヤノン株式会社 / キヤノンマーケティングジャパン株式会社）、デル（デル株式会社）、エプソン（セイコーエプソン株式会社 / エプソン販売株式会社）、日本HP（株式会社日本HP）が共同で実施している。
「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」に参加している5社は、使用済みインクカートリッジの再資源化がインクジェットプリンタを販売する企業の社会的責任であるととらえ、2008年に同プロジェクトを立ち上げた。当初は全国の主要な郵便局で回収活動をスタート。活動を継続する中で250以上の自治体の賛同を得ることができ、現在では郵便局と合わせた回収拠点数が全国で6000カ所を超えている。
10年間で回収したインクカートリッジは、累計で2400万個以上（3月末時点）。プロジェクトの10周年にあたり、記念特設Webサイトも新設して、カートリッジ回収実績や10年間の歩みを紹介しているところだ（http://www.inksatogaeri.jp/~map/contents/?p=10th）。プロジェクトに参加している5社は、今後もこのプロジェクトの継続によって、循環型社会の形成に貢献していく。