現代アートを司るのは、誰なのか? 日本からは見えてこない世界の潮流を描いた「現代アートとは何か」

河出書房新社は、アートジャーナリズムの第一人者による、現代アートの入門書「現代アートとは何か」を3月27日に発売した。四六変型判/448P/2,700円(税抜)。
現代アートを司るのは、いったい誰なのか? 世界的企業のトップや王族などのスーパーコレクター、暗躍するギャラリスト、資本主義と微妙な距離を保つキュレーター、存在感を失いつつも反撃を試みる理論家、そして新たな世界秩序に挑むアーティストたち……。

本書は、現代アートの価値と価格を決めている人々、つまり狭義のアートワールドの構成メンバーを紹介し、併せて「現代アートとは何か」を考察する現代アートのガイドブックである。日本からはなかなか見えてこない、グローバル社会における現代アートの常識(ルール)=本当の姿(リアル)を描きつつ、なぜアートがこのような表現に至ったのか、そしてこれからのアートがどのように変貌してゆくのかを問うてゆく。

さらに、本書後半に収録されている「現代アート採点法」では、現代アートの「動機」をチャート化しアート作品の数値化を試みる。難解と思われがちなアート作品も、目からウロコが落ちるように解り始める、まったく新しい現代アート入門書である。
株式会社河出書房新社
価格:2,700円(税抜)
小崎哲哉 著
URL:http://www.kawade.co.jp/np/index.html
Amazon:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309279295/
2018/04/04
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