着物や帯そのものをガラスに封じ込めたアートを紹介する展覧会「和硝子の世界~伝統を未来へ繋ぐ」

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和硝子屋株式会社は、2018年4月21日(土)まで、ギャラリー辻梅にて「和硝子の世界~伝統を未来へ繋ぐ」を開催している。大阪北船場・西天満界隈のギャラリーが展覧会を一斉に開催するアートイベント「第10回 Festart Osaka 2018」の一環としての開催。京友禅の着物や西陣織の帯そのものをガラスに封じ込めた着物ガラスART「和硝子」を展示している。日曜休廊で、時間は10:00~18:00。
着物ガラスART「和硝子」は、日本が培ってきた伝統を後世に残すための試みとして生み出されたアート。現在は着物を着る機会が少なくなっているため、職人の仕事も減り、技術の伝承が難しくなっているが、長年にわたり受け継がれた職人の技術を伝えることは“今の日本の状況だからこそ必要”との想いから作り上げられている。
「絹糸・金糸・銀糸を1本1本紡ぐ」「糸で1本1本生地を織る」「生地を1色1色染める」「針と糸で1刺し1刺し刺繍を施す」といった工程を何十日も何百日もかけて作られる着物や帯を作品の素材として使用。1つの作品を完成させるために、何十人もの伝統技術を持った職人が必要なアートとなっており、本展でも失われつつある職人の伝統技術を未来へつないでいく“和硝子の世界”を存分に堪能できる。

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■期間:
2018年4月9日(月)~4月21日(土)

■開催場所:
ギャラリー辻梅
大阪府大阪市中央区平野町3-3-8 辻梅ビル 1F

■問い合わせ先:
和硝子屋株式会社
tel. 075-746-5802
url. http://www.kyoto-waglass.com/
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