幾何学的パターンで画面に動きをもたらす抽象絵画で知られるブリジット・ライリー氏の展覧会が開催

「ゆらぎ ブリジット・ライリーの絵画」

2018年4月14日(土)から8月26日(日)まで、DIC川村記念美術館にて「ゆらぎ ブリジット・ライリーの絵画」が開催される。近年、世界的に再評価が高まっているイギリスの画家ブリジット・ライリー氏の画業を振り返る展覧会。1960年代にオプ・アート旋風を巻き起こした黒と白の抽象画から、ストライプや曲線で構成されたカラフルな作品、近作の壁画まで広く紹介される。
1931年生まれのブリジット・ライリー氏は、幾何学的パターンによって画面に動きをもたらす抽象絵画で知られるイギリスの芸術家だ。初期の作品はジョルジュ・スーラ(1859〜1891年)に影響を受けた風景画であったが、ルネサンス以降の巨匠や印象派の絵画、点描技法を研究し、単純化と抽象化のプロセスを学ぶことで自身の創作を深めていった。1960年代に入ると、白と黒のみでの完全に抽象的な作品を発表。オプ・アート(Optical Artの略で錯視や視覚のメカニズムを利用した抽象絵画のジャンル)の旗手として一躍注目を集め、現在も多くの人を色と形の相互作用を駆使した作品で魅了し続けている。
本展は、日本では38年振りとなるブリジット・ライリー氏の展覧会。国内外に所蔵された約30点の作品を展示し、あらためて同氏の作品の魅力に迫る。開館時間は9:30〜17:00(入館は閉館30分前まで)で、入館料は一般1300円 / 学生・65歳以上1100円 / 小中高600円。月曜休館で、4月30日(月・休)と7月16日(月・祝)は開館し、それぞれ翌日の5月1日(火)と7月17日(火)が振替休館となる。
■期間:
2018年4月14日(土)~8月26日(日)

■開催場所:
DIC川村記念美術館
千葉県佐倉市坂戸631

■問い合わせ先:
DIC川村記念美術館
tel. 050-5541-8600(ハローダイヤル)
url. http://kawamura-museum.dic.co.jp/
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