ドワンゴ、好きなキャラクターになってコミュニケーションできるVRサービス「バーチャルキャスト」

「バーチャルキャスト」イメージ

株式会社ドワンゴは、株式会社インフィニットループと共同で、無料のVRライブ・コミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」の提供を開始した(https://virtualcast.jp/)。ユーザーが好きなバーチャルキャラクターとなり、インターネットを介したVR空間の“スタジオ”でリアルタイムに他ユーザーとコミュニケーションできるサービス。バーチャルキャラクターとなるにはVRヘッドマウントディスプレイのHTC VIVEが必要とされる(配信中の“スタジオ”でのコメント参加の場合には不要)。
「バーチャルキャスト」は、バーチャルキャラクターとなって“なりたい自分で会いに行ける”サービスだ。ニコニコ生放送などの生配信サービスを介して“スタジオ”の公開が可能。「バーチャルキャスト」自体には生配信できる機能はなく、別途に「Niconico Live Encoder」などの配信ソフトが必要とされる。配信先プラットフォームとしては、ニコニコ生放送のほか、YouTube Live、ツイキャス、Twitch、OPENREC.tvに対応。「niconico」での配信する場合には、VIVEヘッドマウントディスプレイを被ってメニューから「配信開始」を選ぶと「バーチャルキャスト」への配信が開始され、同時にニコニコ生放送が自動的に配信をスタートし、Webサイトにも自動的に番組が表示される。
また、この「バーチャルキャスト」では、「自分で配信しない」を選択することで、自分では“スタジオ”を作らずに参加することも可能。自分で“スタジオ”を公開した場合も、自分では配信しない場合にも、他の“スタジオ”に乱入できる「凸」機能を使って、さまざまなユーザーが扮したバーチャルキャラクターに会いに行ける。モノビット社製の「Monobit Unity Networking2.0」や「VR Voice Chat」を採用することで、物理同期やボイスチャットのリアルタイム通信が実現された。
もちろん大人数で会うこともでき、同社による紹介文では、バーチャルキャラクター同士で抱き合ったりといった遊び方も挙げられた(わいせつ行為などの送信や表示は利用規約の禁止事項に明記されている)。なお、本サービスには特定の訪問者を拒むNGリストも用意されているが、現時点では一度NGリストに追加した訪問者は戻すことができないため注意が必要だ(ちなみに、ストーカー行為などの規制に関する法律に違反する行為も、利用規約の禁止事項に記載されている)。現在の対応環境はVIVE推奨スペックのWindows 10 PC。専用アプリケーションも無料でダウンロードできる。

バーチャルキャラクターになったユーザーは、「凸」機能によって別のスタジオに参加し、他のユーザーが扮するバーチャルキャラクターに会いに行ける

さまざまなアクションで、他のユーザーのバーチャルキャラクターとのコラボレーションを楽しめる

HTC VIVEを持っていないユーザーも、配信中のVR空間の“スタジオ”でコメント参加が可能。ニコニコ生放送ではコメントの「落下表示」のほか、Twitterのカードのような「ウィンドウ表示」にも対応している

株式会社ドワンゴ / 株式会社インフィニットループ
URL:https://virtualcast.jp/
2018/04/16
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