活字をセットして自分オリジナルの名刺を作れるポータブル活版印刷機「一枚の名刺」

「一枚の名刺」

台湾のデザイナーが発起人となったプロジェクトaletterpresstw【一間印刷行】は、2017年度のグッドデザイン賞を受賞したポータブル活版印刷機「一枚の名刺」について、クラウドファンディングサイトMakuakeで販売を開始している。
昔ながらの鉛の活字を一文字一文字はめこみ、活版印刷として自分の名刺を印刷できるのが「一枚の名刺」。

台湾クスノキやヒノキ、松材などで作られた木のケースに活字をはめ込み、カンナがけのようにケースをスライドしてインキを名刺にプリントできる。

プリントイメージ

セットになっているのは、再生プラスチックを原料にした樹脂製アルファベット活字。自分の名前や住所で使う鉛の活字は別売りになっていて、たくさんの活字の中から大きさや字体、文章に合わせて活字を選ぶ「活字拾い」を楽しんで欲しいとしている。

スターター向けステッキ。(二番全角活字適用)

名刺のレイアウトデザインに使えるスターター向けステッキ(組版用の枠)もセットになっているので、組版ができなくても活字さえ揃えばプリントができる。また、組版も自分でやりたいという上級者は、ミニ組版台/収納ボックス、字を入れる仕切り箱、クワタ、インテル(行を埋める道具)、組版用ピンセットがセットになった万能セット付きのコースも用意している。

万能セット

基本セットの価格は松材版が1万3000円~、台湾クスノキ・台湾ヒノキ各2万1200円~、万能セット付き松材版3万円などとなっている。

「一枚の名刺」
URL:https://www.makuake.com/project/ejenletterpress/
2018/04/16
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