GMOペパボの“ロリポップ!”がホスティングサービス「マネージドクラウド」プランの正式版を開始

「ロリポップ!」の新しいホスティングサービス「マネージドクラウド」プランの正式版が登場

GMOペパボ株式会社は、同社が運営するレンタルサーバ「ロリポップ!」にて、「マネージドクラウド」プランの正式版の提供を開始した(https://mc.lolipop.jp/)。VPS(仮想専用サーバ)やクラウドの拡張性および自由度の高さと、“マネージド型”であるレンタルサーバ(共用サーバ)の手軽さを兼ね備えたホスティングサービス。サーバ運用の専門知識を必要とせずに利用できるサービスながら、面倒なインストールやセットアップ作業の必要なくPHP、WordPress、Ruby on Rails、Node.jsのアプリケーション実行環境を簡単に構築でき、ユーザーごとに独立したサーバ環境上でWebアプリケーションを安定して動作させられる。
通常のレンタルサーバは、専門的な知識を持たなくても手軽に利用できる反面、リソースの拡充には上位プランへの移行が必要とされ、自由にカスタマイズを行うことも難しい。一方で、クラウドやVPSの場合には、拡張性や自由度は高いがサーバ構築から運用や管理までをユーザー自身が行う必要があり、専門知識を備えるエンジニアのような人材がいない企業や事業者にとっては導入のハードルが高い。その課題を解決すべく登場したのが「マネージドクラウド」プランだ。
同社の研究開発組織である「ペパボ研究所」が独自に開発したコンテナ型仮想化技術を用いることで、クラウドホスティングのようにリソース増減が簡単に行えるサーバ環境を実現。1つのOS上に“コンテナ”と呼ばれる他のユーザーから隔離されたアプリケーション実行環境を複数構築することで、より少ないコンピューターリソースで仮想的な動作環境が実現されている。他のユーザーの影響を受けにくい安定した環境を利用でき、サーバの負荷状況に合わせて自動的に“コンテナ”を拡張する「オートスケール機能」も、ワンクリックで設定が可能だ。この機能を設定しておくと、急なトラフィックの増加が起きても、サイト表示の遅延を防ぐことができる。
「マネージドクラウド」プランは、2017年11月から一般向けに無料でオープンβ版が提供されており、今回の正式版はオープンβ版より充実したサービスとなった。無料SSLが利用可能となったほか、利用料金をリアルタイムで可視化できるようになるなど、各種の追加や改修が行われている。月額基本料金は980円で、「オートスケール機能」の利用料金は“コンテナ”の所定の量を超えた場合に2円 / 20分の従量課金制(利用の上限金額は設定可能)。これまでオープンβ版を利用していたユーザーは自動的に正式版へと切り替わり、新規のユーザーも含めて2018年6月末までは無料で利用できる。
GMOペパボ株式会社
URL:https://lolipop.jp/
2018/04/19
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