“共鳴”することで音を奏でる弦楽器「SympaSizer S1」が新登場。中谷インストゥルメンツより

中谷インストゥルメンツ株式会社は、4月19日、共鳴現象を利用して音を奏でる弦楽器「SympaSizer(シンパサイザー) S1」を発売すると発表した。価格は184,000円(税抜)。4月27日(金)より、受注生産での販売を開始する。
同製品は、外部からの入力音に弦が共鳴することで音を奏でる弦楽器だ。直接弾いて演奏するための弦はなく、共鳴弦のみがボディの内部に張られており、外部からの入力音に弦が共振することにより、インドの古典楽器「シタール」のような共鳴弦特有のサウンドを生み出す。

エレキギター、電子ピアノ等の電子楽器や音楽プレーヤーからの信号を受けると、種々の音程に調律された13本の弦が共振。特殊な形状のブリッジを使用することにより、共鳴弦の振動に、複雑な高次倍音成分を付加し、これにより単純な音を入力しても、シタールのように複雑な高次倍音が付加された共鳴音を生み出すことが出来る。

入力音から変換された磁気が非接触でスチール弦に作用することで、弦の共振を引き起こすという構造で、ボディ部や空気の振動によって共振させているわけではないため、入力音をほとんど響かせずに共鳴弦を鳴らすことも可能。入力音と共鳴音を任意のバランスでミックスして出力することができるほか、共鳴音のみを出力することもできる。
中谷インストゥルメンツ株式会社
URL:https://nakatani-instruments.com/store/
2018/04/18
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