抽象的な空間を描いた“ぬりえ”シリーズの最新作を発表している樽井英樹氏の個展「チャームポイント」

「スリップ」キャンバスに油彩、53×45.5cm、2018年

2018年5月11日(金)から6月17日(日)まで、ヒロマート・ギャラリーにて、樽井英樹氏の個展「チャームポイント」が開催されている。樽井氏が展開する最新プロジェクトの「ぬりえ」シリーズのペインティング作品を発表。描き貯めたドローイングの1点をキャンバスに描き移した状態を「ぬりえ」に見立て、ペイントして仕上げられている。入場無料、休廊日は毎週月曜および火曜で、開廊時間は13:00~19:00。
樽井英樹氏は、1988年生まれで東京都出身のアーティストだ。2012年に多摩美術大学美術学部油絵科を卒業し、2014年に多摩美術大学大学院にて、美術研究科修士課程絵画専攻油画研究領域で美術学修士を取得。2014年には東京のワダファインアーツにて初めての個展を開催した。
樽井氏の個展がヒロマート・ギャラリーで開催されるのは今回が初。発表される「ぬりえ」シリーズは抽象的な空間が描かれており、輪郭線がきっちりとは閉じられていないので地と図の境界が曖昧な作品だ。そのため、絵の具のマチエールが思わぬイメージの変換をもたらすことがあり、その時々の画面の状況に即興的に反応して、直感的な判断を重視しながら制作されている。
■期間:
2018年5月11日(金)~6月17日(日)

■開催場所:
ヒロマート・ギャラリー
東京都文京区関口1-30-7 三村ビル 1F

■問い合わせ先:
ヒロマート・ギャラリー
tel. 03-6233-9836
url. http://hiromartgallery.com
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