大正から昭和初期にかけてのモダンなデザインを紹介している特別展「大正モダーンズ」

竹久夢二「少女の友4月号」第20巻第4号
1927年

2018年6月8日(金)から8月7日(火)まで、千代田区立日比谷図書文化館 1Fの特別展示室にて「大正モダーンズ 〜大正イマジュリィと東京モダンデザイン〜」が開催されている。千代田区と東京ステーションギャラリーの共催による「夢二繚乱」(5月19日〜7月1日)と連動しての開催。竹久夢二(1884〜1934年)が生きた大正から昭和初期にかけてのデザインを紹介している。
大正から昭和初期には、マスメディアの発達や印刷技術の革新により、書籍 / 雑誌 / パンフレット / 絵はがき / 広告などの「イマジュリィ」と呼ばれる大衆的な複製印刷物が数多く生み出された。それに伴って出版界も隆盛し、竹久夢二や小村雪岱(1887〜1940年)など、多くの人気画家たちが小説や雑誌の挿絵、書籍の装幀を手掛けている。商業デザインという概念が生まれたのもこの頃で、杉浦非水(1876〜1965年)はその先駆けとなった。
本展では、それらの時代の雑誌や装幀、パンフレットやパッケージデザインなどのグラフィックデザインを紹介。「大正のデザイン」「東京大正パブリケーション」「子供ワールドと華と女性」「新時代のジャポニスム」「ポップ・カルチャーの洗練」「銀座・東京モダニズム」と6つの章で構成されている。会期中の休館日は6月18日(月)と7月16日(月・祝)、観覧時間は平日10:00〜20:00 / 土曜10:00〜19:00 / 日祝10:00〜17:00(入室は閉室30分前まで)で、観覧料は一般300円 / 高校・大学生200円 / 千代田区民や中学生以下など無料。

斎藤佳三「モダン節(ビクターハーモニカ楽譜NO.37)」
1929年

杉浦非水「非水月刊図按」第1巻附録4
1918年

■期間:
2018年6月8日(金)~8月7日(火)

■開催場所:
千代田区立日比谷図書文化館 1F 特別展示室
東京都千代田区日比谷公園1-4

■問い合わせ先:
千代田区立日比谷図書文化館
tel. 03-3502-3340(代表)
url. https://www.library.chiyoda.tokyo.jp/
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