伝統的な組子技術で1600個ものパーツを組み上げたアート作品「禅組子」の展示会がスタート

日本の伝統的な組子技術

株式会社55634は、有限会社ジェイウッドとともに、日本建築の建具に使われる伝統的な“組子”の技術を観賞用のアートに昇華した作品「禅組子」を開発した。その完成を記念して、2018年6月12日(火)から6月30日(土)まで、まるたけ堂珈琲にて「禅組子展」が開催される。
株式会社55634は中小企業のブランディングを専門としており、有限会社ジェイウッドは“組子”を製作する企業。“組子”は飛鳥時代から受け継がれる技術で、小さく切り出した木のパーツを手作業で組み合わせる非常に精密なものだ。一人前の職人になるには10年以上の歳月がかかると言われ、現代では希少な存在となりつつある。
そのような背景で開発された「禅組子」は、“禅を感じる美しさ”をコンセプトとしたアート作品。1600個もの木のパーツを職人が手で組み上げ、麻の葉模様として仕上げられた。「輪麻(りんま)」と「千麻(せんま)」の2モデルがあり、価格は各15万円(税抜)。麻の葉の模様は、500個もの正三角形が連結し、菱形の六角形を形作ってさらにそれが結びつき、幾何学模様として広がっている。
完成記念の「禅組子展」では、「禅組子」を鑑賞できるほか、ポスターやPOPなどを用いた解説も展開。合わせて「禅組子」2モデルの受注販売が行われるほか、“組子”の技術を体感できるワークショップのスペースも設置されている。

「禅組子」

■期間:
2018年6月12日(火)~6月30日(土)

■開催場所:
まるたけ堂珈琲
静岡県浜松市中区佐鳴台4-28-26

■問い合わせ先:
まるたけ堂珈琲
url. http://mc-ka.com/
url. http://jwood-japan.jp/
url. http://www.55634t.com/
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