新しい音楽配信「YouTube Music」&有料版「Premium」がサービス開始

デスクトップ版とモバイル版

YouTubeは18日(米国時間)、同社が手がける音楽・動画共有サービスYouTubeの音楽専門ストリーミングサービス「YouTube Music」(無料)を世界17カ国でサービス開始すると発表した。あわせて、有料版の「YouTube Premium」もローンチされている。
「YouTube Music」は、音楽や動画などが雑多に集まる本家YouTubeとは異なり、音楽専門のストリーミング(配信)サービス。楽曲はアーティスト公式のアルバムやシングル、リミックス、カバー、ミュージックビデオ、ライブパフォーマンスなどが揃う。これまで、本家YouTubeで楽曲を検索すると、本人以外のアマチュアが“歌ってみた”動画がヒットすることが多いが、そのようなケースが排除される。また、数千ものプレイリストも楽しめる。

プレイリストイメージ

また、パーソナライズにより、ユーザーの好きなアーティストや曲、または居場所などに応じて適切な曲をホーム画面でオススメする機能も有する。例えば、夏のビーチにいるなら、バラードではなく、テンションの上がる曲が推奨されるといった具合だ。

優れた検索機能も搭載。曲名がわからなくても「スパイス・ガールズが砂漠で歌っていた宇宙がテーマの曲」というような断片的な情報でも正解を導き出し、歌詞の一部でも曲を検索できる。

検索イメージ

ここまでは無料版「YouTube Music」でも利用できる機能。月額9.99ドルの有料版「YouTube Premium」にすると、広告非掲載、楽曲をダウンロードしてバックグラウンド視聴が可能になる。

両サービスのスタート時の対応国は、米国、オーストラリア、ニュージーランド、メキシコ、スウェーデン、カナダ、フィンランド、フランス、ドイツ、アイルランド、イタリア、ノルウェー、ロシア、スペインなど17ヶ国。日本については、残念ながらいつ対応になるのかアナウンスされていない。
発表資料
URL:https://youtube.googleblog.com/2018/06/youtube-music-and-youtube-premium.html
2018/06/19
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