200万種以上の絵柄を印刷した「キシリトールガム<Xミント>」が日本包装技術協会主催の木下賞を受賞

「キシリトールガム<Xミント>」と200万種以上のデザインが印刷されたパッケージフィルム

株式会社ロッテ、凸版印刷株式会社、株式会社日本HPの3社は、公益社団法人日本包装技術協会が主催する「第42回木下賞 新規創出部門」を受賞した。対象となったのは、株式会社ロッテが2017年5月に発売した「キシリトールガム<Xミント>」。キシリトールガムの発売20周年を記念したパッケージで、200万種以上のデザインを印刷技術の工夫で実現している。
「キシリトールガム<Xミント>」は、羽生結弦さんや欅坂46の佐藤詩織さんなど、多種多様な才能を持つ20代の若者たち20組がデザインしたベースを組み合わせ、膨大な数のパッケージで提供された。従来の印刷方法ではデザインごとに版が必要となるため、200万もの多品種のパッケージの用意は難しいが、これを実現したのが株式会社日本HPの「HP Indigo 20000デジタル印刷機」と「HP SmartStream Mosaic ソリューション」だ。
「HP SmartStream Mosaic ソリューション」は、デザインデータを入力すると自動的に拡大や回転などを繰り返し、ユニークなデザインを自動生成できる技術。また、凸版印刷が持つ情報加工技術とフィルムへのデジタル印刷やコンバーティング技術を融合させた「トッパンFPデジタルソリューション」を合わせて活用することで、軟包装における200万種以上のデザインを印刷したパッケージの製造が可能となっている。今回の受賞では、これらの技術を活用して新たなマーケティング手法を確立したことや、その技術革新性が高く評価された。

「HP Indigo 20000デジタル印刷機」

株式会社ロッテ / 凸版印刷株式会社 / 株式会社日本HP
URL:http://www.lotte.co.jp/
URL:https://www.toppan.co.jp/
URL:http://www.hp.com/jp/indigo
2018/06/20
MdN DIのトップぺージ