FUN!JAPAN、アジア5カ国でスマホ実態調査。調査から浮かび上がったキーワードはカメラとSNS

株式会社Fun Japan Communicationsは6月26日、コミュニティサイト『FUN! JAPAN』利用者を対象に、アジア5カ国におけるスマートフォンの利用実態調査結果を発表した。訪日外国人観光客の行動分析に役立てるのが目的で、香港・インドネシア・マレーシア・台湾・タイの5カ国を対象地域として、本年3月から4月にかけて実施。回答サンプル数は2,961とされている。
日本とは違うスマートフォンの利用形態

今回の調査結果によると、スマートフォンの使用頻度は5か国合計で1日20回以上が63.46%を占め、1日10~20回も合わせると約80%がかなりの頻度で使用していることがわかった。日本でも20~30代のスマホ利用率が9割を超えているという総務省の調査結果があり、使用頻度についてはさほど変わらないと言及できそうであるが、利用用途に目を向けると、スマホ決済サービスやタクシー配車・ライドシェアなどといったサービスの利用が盛んであることがわかる。

キャッシュレス決済では日本は遅れをとっていると言われているが、そういった点を踏まえると、アジア各国の一般的な利用形態は、日本よりも多様になっていることが伺える。
いつも使っているモバイル端末の種類は?

モバイル端末について言えば、5か国全体で見ると、やはりというイメージではあるがiPhoneが上位に入っている。ただし、ここで注目したいのは、「その他」の端末が第2位になっていること。各国のグラフを見ても、iPhone、Samusung(サムスン)に続き、「その他」のシェアがかなり大きくなっている。

インドネシアに至ってはiPhoneよりも、Samusungと「その他」が同率1位で、マレーシアはSamusungが1位で、それに続くのが「その他」。台湾はiPhoneが1位で「その他」が2位になっている。ここで「その他」の正体を知ることは、スマホユーザーの動向を知る手がかりになりそうだ。

モバイル端末はiPhoneやSamsungが人気

とくに現在は中国メーカーに勢いがあり、HUAWAI(ファーウェイ)や、vivo(ビボ)、xiaomi(シャオミ)のほか、世界シェア4位で先ごろ日本にも進出したoppo(オッポ)も伸びている。とりわけ「カメラフォン」と言われるoppoは、優れたカメラ機能が大きな特徴で、AIビューティーセンサーが搭載されているため、撮影した画像をそれぞれのユーザーに最適な補正を施し、カスタマイズしてくれる機能を持っている。

高機能カメラが搭載された端末の人気、近況をシェアするSNSアプリの利用率が高いことから、アジア5カ国のスマホ利用には“カメラとSNS”というキーワードが浮かび上がる。今後も、思い出を写真に収め、SNSへ投稿するという行動に注目したインバウンドマーケティングが期待される。
Fun Japan Communications
URL:https://fj-com.co.jp/
2018/06/26
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