次世代移動通信システム5Gにより、プロ野球の「自由視点観戦」に成功

image

KDDI株式会社などは、次世代移動通信システム「5G」に対応したタブレット端末を活用した実験において、スタジアムでの自由視点映像のリアルタイム配信に世界で初めて成功したと発表した。
スポーツ観戦やコンサート視聴など、スタジアムでのエンターテインメント体験に対する高度化を目指す同社。新しい体験価値の提供として、大容量映像のモバイル端末や大型スクリーンへのリアルタイム伝送を実験している。

実験ではバッターボックスに向けたカメラを16台設置し、同じタイミングで多方向から打者を撮影。その映像を元に、任意のアングルからの自由視点映像に加工して、複数の5Gタブレットにリアルタイムに配信している。

これにより、ユーザーはモバイル端末を使い、好きなアングルでスポーツ観戦が可能となる。自分の目ではバッターボックス後方からの景色しか見られないが、タブレットを使えばバッターボックス真横からの視点も同時に見ることができたりする。

新技術を使えば複数視点でスポーツを楽しんだり、スタジアムに居ながらリプレイ再生で興奮のシーンを再度見たりすることが可能で、スタジアムにおける新たな観戦スタイルを提供できるとしている。
発表資料
URL:http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2018/06/27/3225.html
2018/06/29
MdN DIのトップぺージ