MMDLabo、オンライン書店に関する調査結果で書籍購入場所の1位は街中の書店と判明

MMDLabo株式会社は7月3日に「オンライン書店の利用に関する調査」の結果を発表した。調査は、15歳~69歳の男女5,000人を対象に、2018年6月22日~6月25日の期間で実施。書籍の購入に利用される場所は「街中の書店、オンライン書店、デパートなど商業施設の書店」という順番で上位を占めた。
本調査結果によると「書籍購入したことがある場所」の回答(複数回答可)は、上位が「街中などの書店」の47.7%で最も多く「オンライン書店で現物の本の購入」が35.1%で次点、「デパートなど商業施設の中の書店」が32.5%で3番目に多いという結果が判明。男女別では「オンライン書店で現物の本の購入」の結果が、男性33.8%に対して女性36.4%とオンライン書店での書籍購入経験は女性がわずかに多いことが明らかになった。
オンライン書店を利用した理由は、男女別の回答でわずかな違いを確認できる。男性の回答は「書店にいかなくても注文ができるから」が41.8%で最も多く、次いで「書店に置いてない書籍が購入できるから」が40.9%、「品ぞろえが豊富だから」が37.9%という結果となった。女性の回答で最も多かった回答は49.3%の「書店にいかなくても注文ができるから」で、2番目に47.0%の「時間を問わずいつでも検索、注文できるから」、3番目が43.8%の「書店に置いてない書籍が購入できるから」となった。

「書店にいかなくても注文ができるから」が男女ともに最多。

利用したことがあるオンライン書店は男女ともに「Amazon、楽天ブックス、Yahoo!ショッピング」が上位となった。

オンライン書店の利用で重視するのは男女ともに「送料が無料、品ぞろえ、ポイント」という結果。

本調査結果により、書籍購入で利用されたことがある場所は「街中などの書店」が最も多い結果となったが、「デパートなど商業施設の中の書店」(3番目に多い)や「ブックオフ」(4番目に多い)よりも「オンライン書店で現物の本の購入」の比率が高いという、オンライン書店の利用率の高さが明らかになった。ランキングの上位に入ってはいないが「オンライン書店で電子書籍の購入」を利用したことがある人は男女ともに10%程度と、今後の伸びしろにも期待できる。街中の書店が減少傾向にあり、オンライン書店の利用しやすさなどから、今後もオンライン書店利用の比率は伸びていくことが予想される。
MMDLabo株式会社
URL:https://mmdlabo.jp/
2018/07/03
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