布を用いたインスタレーションで平面と空間の境界線を探る柳原照弘氏の展覧会「Layerscape」

柳原照弘展「Layerscape」

株式会社リクルートホールディングスが運営する「クリエイションギャラリーG8」にて、2018年7月4日(水)から8月7日(火)まで、柳原照弘氏の展覧会「Layerscape」が開催される。柳原氏は、家具やプロダクトのデザイン提供、インテリアの設計などを中心に活動してきたデザイナー。“デザインする状況をデザインする”という考え方をベースにしており、本展ではその考え方が布を使用したインスタレーションによってアプローチされている。
柳原照弘氏は、1999年に大阪芸術大学を卒業し、2002年に自身のスタジオを設立した。佐賀県とオランダ共同の有田焼プロジェクト、佐賀県有田焼創業400年事業「2016/」のディレクターを務め、ミラノサローネへも参加。そのほか、海外ブランドへのデザイン提供や、家具ブランド KARIMOKU NEW STANDARD、革小物ブランド TYP/Morpho、陶磁器ブランド 1616/ arita japanといった各種の国内ブランドの設立に携わるなど、ジャンルを横断したプロジェクトを数多く手掛けている。
同氏のデザインにおけるスタンスは「ひととものと空間が結びつき、どのような状況が生まれるか、それらの状況をまるごとデザインしたい」というもの。本展では“平面と空間の境界線を探る”試みが行われており、来場者が存在することではじめて成立する実験的な展示で、その状況によって空間が刻々と変化する。入場無料、日祝休館で、開館時間は11:00〜19:00。
■期間:
2018年7月4日(水)~8月7日(火)

■開催場所:
クリエイションギャラリーG8
東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル 1F

■問い合わせ先:
クリエイションギャラリーG8
tel. 03-6835-2260
url. http://rcc.recruit.co.jp/
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