紙を丸めると点灯するライト「PAPER TORCH」。デザイン特化型のIoT商品開発プラットフォーム DoT. より

ソフトバンク コマース&サービス株式会社は、7月4日、紙を筒のように丸めることで点灯する懐中電灯「PAPER TORCH(ペーパートーチ)」の販売が開始すると発表した。販売価格は10,000円(税抜)。ソフトバンク コマース&サービス株式会社が運営する「+Style」とデザインオフィス「nendo」が共同で取り組む、デザイン特化型のIoT商品開発プラットフォーム「DoT.(Design of Things)」にて購入することができる。
同製品は、電子回路が印刷された紙を筒のように丸めることで点灯する懐中電灯である。銀粒子を使った導電性インクで市松模様の電子回路が紙全体に描かれており、“紙を巻く”ことで印刷された回路がつながってLEDライトが点灯するというもの。紙の片面には、ボタン電池2個とLEDライト7個が導電性のある接着剤で接着されている。

経路の距離が長いほど抵抗値が高くなり、反対に距離が短いと抵抗値が下がる性質を利用して、紙をゆったりと巻くと弱く、きつく巻くと光が強く、紙の巻き加減によって光の強さを調節できるようになっている。さらに、紙とLEDライトが接触すると色が変わることから、LED接着面を上にして巻くとオレンジ色の暖かい光に、裏面を上にして巻くと白い光にと2種類の灯りを表現する。

同製品は、100年を超える紙の老舗企業である「竹尾」、東京大学発のベンチャー企業「エレファンテック」、デザインオフィス「nendo」の3社で生み出した革新的プロダクト。紙やフィルム、布などに銀粒子を使ったインクをプリントすることで電子基板を作れるというエレファンテック社の技術を活用してデザインされた懐中電灯である。
「DoT.(Design of Things)」
URL:http://designofthings.jp/

ソフトバンク コマース&サービス株式会社
URL:https://cas.softbank.jp/index.html
2018/07/04
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