ソラコム、「AWS IoT 1-Click」に対応したLTE-M通信内蔵ボタンデバイスを発売

SORACOM LTE-M Button powered by AWS

株式会社ソラコムは、アマゾンウェブサービス(AWS)の「AWS IoT 1-Click」サービスに対応したボタン型デバイス「SORACOM LTE-M Button powered by AWS」を2018年度下期に提供開始すると発表した。
同製品は、SORACOMのIoT通信が内蔵されている「AWS IoT 1-Click」サービス専用のボタン型デバイスで、同デバイスの通信には、同社が新たに発表したLTE-Mのセルラー通信が利用できる「SORACOM Air for セルラー plan-KM1」が内蔵される。個別の通信設定なしで、Wi-Fiが繋がらない場所でも、LTE-M通信が利用可能なエリアで設置すればすぐに利用できる。

同デバイスは、日本で初となる「AWS IoT 1-Click」のサポート対象デバイスとなる。「SORACOM LTE-M Button powered by AWS」を購入し、AWSのユーザーコンソールまたはモバイルアプリから「AWS IoT 1-Click」経由でデバイスを登録するだけで、すぐに同デバイスを使用開始できる。

「AWS Lambda」との連携も可能で、事前定義済みのLambda関数を利用することでクリック時にEメールやSMS送信などのアクションを実行できるほか、JavaScriptやJava、Python、C#などの言語で記述した独自のビジネスロジックの実行も可能だ。

利用例としては、商品の発注だけでなく、スマートキーの操作や機器・装置部品などの交換タイミングの通知、ゴミ箱のゴミ回収時の通知、施設のアンケート端末など、ボタン型デバイスを活用したさまざまな用途においてIoTとクラウドの活用をすぐに開始できる。プロトタイプ開発だけでなく、ビジネス向け製品やシステムでも利用できる。

同デバイスはSORACOMユーザーコンソールやAmazon.co.jpにて販売を予定している。デバイス費用には1年間の「SORACOM Air for セルラー plan-KM1」の基本料金と、1500回分のクリック時のデータ通信料金が含まれる。延長手続きにより1年以上の利用も可能だ。
株式会社ソラコム
URL:https://soracom.jp/registration/soracom_ltem_button/
2018/07/05
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