クロード・モネの“睡蓮”を引用した作品を発表する香月恵介氏の個展「Les Nymphéas」
2018年7月6日（金）から8月5日（日）まで、EUKARYOTE 1Fにて、香月恵介氏の個展「Les Nymphéas」が開催される。休廊日は月曜および火曜で、開廊時間は12:00〜19:00。印象派の巨匠であるクロード・モネ（1840〜1926年）の「睡蓮」を引用したシリーズを紹介し、発表される作品は全て新作となっている。
1991年福岡県生まれの香月恵介氏は、2014年に東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻を卒業し、2016年に東京造形大学大学院造形研究科美術専攻領域を修了した。本展で紹介される作品は、ディスプレイの「睡蓮」図像の発光を、アクリル絵の具の塊として置き換えて描き起こす“ピクセルペインティング”の手法によるもの。イメージと物質といった絵画の持つ両極性や、鑑賞者によって変化する絵画そのものの魅力をあらためて感じられる。
なお、EUKARYOTE 2Fでは、マテリアルショップ「カタルシスの岸辺」のコアメンバーである海野林太郎氏の個展「サスペンデッド・エクスプローラー！」を同時開催。海野氏は、現実の風景があたかもFPSゲームのフィールドであるかのように見える撮り方を去年から練習しており、本展はそれを生かした新作の映像作品を中心に空間インスタレーションを交えて展開される。