フォントワークス、Monotype・モトヤ・イワタの「LETS」で新書体をリリース

フォントワークス株式会社は、年間定額制フォントサービス「LETS」にて、2018年7月18日(水)から新書体の提供を開始する。今回、新たな書体のリリースが発表されたのは「Monotype LETS」「モトヤLETS」「イワタLETS」。特に「Monotype LETS」では、既に提供済みの書体についても、より多くのウエイトや文字セットのバリエーションが加わり、計1331書体が追加される。
「Monotype LETS」の新書体は、OpenTypeやTrueTypeとして提供され、形式はフォントによって異なる。注目の新書体は「SST」と「The Wolpe Collection」。「SST」は、Monotype社のタイプディレクターである小林章氏のディレクションで開発が進められ、ソニーのグローバル・ブランディングと93言語のサポートを目的として開発されたジオメトリックな書体だ。その「SST」の欧文書体と多言語書体が利用できるようになる。
「The Wolpe Collection」は、Monotype Studioの大曲都市氏により、1930年代のBerthold Wolpeのデザインを現代に合わせて拡張・復活したコレクション。4月に「Wolpe Pegasus」や「Wolpe Fanfare」が追加されていたが、新たに「Albertus Nova」「Sachsenwald」「Wolpe Tempest」が登場する。
「モトヤLETS」には、伸びやかな筆さばきの行書体「Sモトヤ行書 Std W5」を追加。Mac向けにOpenTypeフォント、Windows向けにOpenTypeフォントと外字付きTrueTypeフォントが提供される。「イワタLETS」の新書体は、現代に合わせた新しい教科書体としてデザインされた「学参新教科書体」ファミリーの4種。Mac用とWindows用ともに、OpenType形式での提供となる。


「モトヤLETS」の新書体の「Sモトヤ行書 Std W5」


「イワタLETS」には「学参新教科書体」ファミリーの4書体が追加

フォントワークス株式会社
URL:https://lets-site.jp/
2018/07/13
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