日本が世界に誇る特撮の造形面に着目した展覧会「特撮のDNA展」

ゴジラ スーツ 『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』(2000)より
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2018年7月14日(土)から9月2日(日)まで、明石市立文化博物館 1F 特別展示室および2F ギャラリーにて、「特撮のDNA展-平成に受け継がれた特撮“匠の夢”-」が開催されている。日本が世界に誇る特撮(特殊撮影技術)の造形面に着目した展覧会。本来は目にすることができない特撮映像の裏側や、そこで腕をふるう匠たちの仕事に触れることができる。
ゴジラやメカゴジラ、モスラなど、怪獣やヒーローたちが登場する特撮作品は、子どもたちはもちろん大人にも人気が高い。怪獣映画やヒーローものの作品では、現在はCGを駆使した映像が中心だが、それまではミニチュアや映像トリックを用いた表現が主流であった。本展では、そのような特撮作品に登場する怪獣やヒーロー、乗り物、兵器などの造形面に着目。匠の技にスポットを当てる。
画面の中で暴れまわる怪獣たちは、いくつもの過程を経て生み出されているもの。特撮の第一人者と言えば“特撮の神様”とも呼ばれる円谷英二(1901〜1970年)で、彼が率いる東宝特殊技術課(当時)の面々は、ミニチュアや着ぐるみを駆使した独自の撮影手法を編み出して、数々の名作や名キャラクターを世に送り出した。
本展では、彼らの特撮の技術とその“継承者たち”に焦点を当てており、現実世界では起こりえない事象を描き、存在しない生き物を作り出し、細部にまでこだわって命を吹き込んでいる特撮マンたちの仕事を紹介している。会期中無休、開館時間は9:30〜18:30(入館は18:00まで)で、当日券での観覧料は大人1000円 / 高校・大学生700円 / 中学生以下無料。
■期間:
2018年7月14日(土)~9月2日(日)

■開催場所:
明石市立文化博物館
兵庫県明石市上ノ丸2-13-1

■問い合わせ先:
明石市立文化博物館
tel. 078-918-5400
url. http://tokusatsu-dna.com/
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