印象派を代表する画家のクロード・モネに注目した企画展「モネ それからの100年」

クロード・モネ《睡蓮》
1906年 吉野石膏株式会社(山形美術館に寄託)

2018年7月14日(土)から9月24日(月・休)まで、横浜美術館にて「モネ それからの100年」が開催されている。印象派を代表する画家のクロード・モネ(1840~1926年)に注目した企画展。日本初公開の作品も含む初期から晩年までのモネが手掛けた25点の絵画に加え、後世代の26作家の作品群も紹介されている。
本展では、モネの画業の変遷を辿りながら、その作品を新たな切り口から再発見し、時代を超えて愛されるモネの芸術の魅力に迫っている。日本初公開の作品は計2点。そのうち「ヴィレの風景」は、後半生の舞台となるジヴェルニーにモネが居を定めた年に近郊の町で描かれた作品だ。空 / 山 / 水を一体化する描写や即興的な筆致、各所の塗り残しなどに、抽象画に通じる特質が見られる。
そのほか、本展では、アメリカ抽象表現主義の代表的な画家であるマーク・ロスコ(1903~1970年)やモーリス・ルイス(1912~1962年)をはじめ、1950年代以降の絵画も展示。現在活躍中のアーティストの作品も数多く紹介されており、時代や地域、ジャンルを超えたモネの芸術とのつながりを見出すことができる。
木曜休館(8月16日は開館)で、開館時間は10:00~18:00(9月14日と9月15日は20:30閉館 / 入館は閉館30分前まで)。当日券での観覧料は一般1600円 / 65歳以上1500円 / 高校・大学生1200円 / 中学生600円 / 小学生以下無料で、毎週土曜には高校生以下は無料で観覧できる。

クロード・モネ《ヴィレの風景》
1883年 個人蔵
(c)Christie’s Images / Bridgeman Images

■期間:
2018年7月14日(土)~9月24日(月・休)

■開催場所:
横浜美術館
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1

■問い合わせ先:
横浜美術館
tel. 03-5777-8600(ハローダイヤル)
url. http://monet2018yokohama.jp/
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