新たな“ゲーム”の可能性を提示するアラン氏の個展「communicatio – コムニカチオ」

アラン個展「communicatio – コムニカチオ」

2018年7月20日(金)~8月12日(日)まで、TAV GALLERYにて、鳥取県出身の若手作家のアラン(三浦阿藍)氏による個展「communicatio – コムニカチオ」が開催される。アラン氏は、美術家の梅津庸一氏が率いるパープルーム予備校に所属しており、美術領域にはとらわれずにアーティスト / ゲームデザイナーとして作品を制作。本展では、新作ボードゲーム「communicatio – コムニカチオ」をリリースし、新たな「ゲーム」の可能性を提示する。
1991年生まれのアラン氏は、2017年にボードゲーム制作チームの「arquetendu」を結成した。新作ボードゲームの「communicatio – コムニカチオ」は、複合的な意味を持つ概念“コミュニケーション”をコンセプトにしたものだ。
アラン氏が考える“コミュニケーション”とは、生き物も生き物でないものも含まれ、自問自答などまで含む意味での「2つ以上のものの間で行われる情報のやり取り」。また、同氏はゲームを「現実世界にある事柄を抽出したもの」という主張を持っており、ゲーム制作を通して「未だ明らかになっていない世界のルールを解明し、より遊べる世界にしていく」試みを行っている。
休廊日は水曜および木曜で、時間は13:00~20:00。なお、同期間には、関連企画としてのグループ展「ゲームポリヘドロン」も、中央本線画廊(東京都杉並区上荻4-6-6)で開催される。そちらは、アラン氏とTAV GALLERY、新芸術校卒業生であるアーティストのcottolink氏による合同企画。アラン氏を含む6名の作家が参加しており、作品を“ゲームでの行為”ととらえ直し、アーティストを“プレイヤー”という位置付けでキュレーションが試みられている。

アラン個展「communicatio – コムニカチオ」

■期間:
2018年7月20日(金)~8月12日(日)

■開催場所:
TAV GALLERY
東京都杉並区阿佐谷北1-31-2

■問い合わせ先:
TAV GALLERY
tel. 03-3330-6881
url. http://tavgallery.com/
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