さくら、サブドメイン向けSSLサーバー証明書を無料提供～簡単操作で常時SSL化が可能に
さくらインターネット株式会社は7月24日、SSL証明書を無料で利用できる機能を提供すると発表した。対象となるのは、「さくらのレンタルサーバ」で利用可能な62種類のサブドメイン。さくらのドメインとして提供する初期ドメイン、独自ドメインの無料SSL証明書の提供のほか、2018年8月からはサブドメインでも無料SSL化が可能となる。
個人情報漏えいやフィッシング詐欺などの不正行為被害のリスクが高まる昨今、サイト訪問者を個人情報漏洩やフィッシング詐欺などから保護するためには、通信を暗号化するSSL証明書の必要性は増している。しかしながら、2018年7月におけるSSL証明書を利用したトラフィックが、欧米や欧州などでは8割程度であるのに対して、日本ではわずか5～6割程度と言われており、日本のSSL証明書の普及は遅れている。
同社が提供する「さくらのレンタルサーバ」では、2017年10月より、SSL証明書「Let’s Encrypt」を簡単に設定できる機能を提供している。無料でSSL証明書を導入できるので、資金力に関係なく、手軽にSSLが導入可能だ。Google Chromeブラウザの最新版では、SSL証明書を導入していないサイトにアクセスすると、「保護されていません」という警告も表示されるようになり、全面的なSSL証明書の導入が急がれている。
さくらインターネットの無料SSL証明書の利用について