フォントワークス、筑紫書体シリーズの新たな30書体を「LETS」で8月7日に提供開始
フォントワークス株式会社は、年間定額制フォントサービス「LETS」にて、筑紫書体シリーズのラインナップに新たな30書体を追加する。提供開始予定日は、2018年8月7日（火）。いずれのフォントも、Mac向けにはOpenType形式、Windows向けにはOpenType形式およびTrueType形式で提供される。
筑紫書体シリーズは、フォントワークス株式会社のフラッグシップフォント。今回の新書体は、同社の創業25周年を記念してリリースされる。「筑紫Aヴィンテージ明朝」と「筑紫Bヴィンテージ明朝」が新たに登場し、それぞれL（ラージスタイル）とS（スモールスタイル）を用意（いずれもPro版）。「筑紫Bオールド明朝」（Pr6 / Pr6N版）と「筑紫Cオールド明朝」（Pr6 / Pr6N版）には各5ウエイト（L / M / D / B / E）が追加され、既に提供されているウエイトRと合わせて、それぞれ6ウエイトのファミリー化が実現した。また、「筑紫明朝」はウエイトB / E / Hの文字セットが拡張されて、Pr6 / Pr6N版が加わる。
新書体のうち「筑紫Aヴィンテージ明朝」は、筑紫Aオールド明朝の“気高さ・高級感・繊細さ”といった表現力を、最大限まで高めた書風の明朝体。従来の真四角にデザインされた明朝体とは異なり、組んだ時に“音のリズムが生まれる”ような書体だ。
「筑紫Bヴィンテージ明朝」は、明治4年に発刊された「啓蒙手習の文」（慶應義塾出版 / 福沢諭吉編）の“ふ”のデザインにインスピレーションを受け、そこから50音への展開が行われた。文字の一部分を凝縮させて、その反対側に大きく広がりを持たせたデザインを採用しており、生き生きとした表情やダイナミックな躍動感がある。