カスペルスキー、世界のサイバー脅威可視化地図「Cyberthreat Real-Time Map」を日本語対応

「Kaspersky Cyberthreat Real-Time Map」

株式会社カスペルスキーは30日、世界中で発生しているサイバー脅威をWeb上で見られる地図「Kaspersky Cyberthreat Real-Time Map(通称:サイバーマップ)」について、日本語を含む10か国語に対応したと発表した。
情報セキュリティソリューションを提供する同社では、日々、セキュリティソフトなどでサイバー脅威を検知・ブロックしている。サイバーマップは、そのサイバー驚異をリアルタイムに表示するもので、地球上でどのような攻撃が行われているかが視覚的にわかる。

可視化されるサイバー脅威は8種類。それぞれ色分けされていて、緑がオンアクセススキャン(OAS)、赤がオンデマンドスキャン(ODS)、青がウェブアンチウイルス(WAV)、オレンジがメールアンチウイルス(MAV)、ピンクが侵入検知システム(IDS)、黄色が脆弱性スキャン(VUL)、紫がカスペルスキーアンチスパム(KAS)、ライトグリーンがボットネット活動の検知(BAD)となっている。

マップは平面モードと地球が球体状になる3Dモードの2種類。マウスで地球上をぐるぐる移動したり、特定の国の被攻撃データ(脅威検知状況)を閲覧もできる。

例えば3Dモードで見てみると、本稿執筆時の日本はサイバー脅威の色が少ない状態だが、お隣の中国は沿岸部の大都市を中心に多くのBADが目立つ状態になっている。

中国の様子

また平面モードで世界地図を見てみると、特にアメリカ、ヨーロッパ、中国、インドなどで激しいサイバー攻撃が発生しており、光の攻撃を撃ち合っているようにも見える。

世界の様子

他にも秒あたりでの検知数や全地域の過去のデータなども閲覧可能。昨今では世界的なランサムウェアの攻撃が確認されるなど、サイバー脅威は身近な話題になっている。リアルタイムで発生している脅威を見て、セキュリティソフトなど、対策を考えるのも良いだろう。
「Kaspersky Cyberthreat Real-Time Map」
URL:https://cybermap.kaspersky.com/ja/
2018/07/30
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