毎時3600枚の高速出力を実現した富士フイルムのインクジェットデジタルプレス「Jet Press 750S」

「Jet Press 750S」

富士フイルム株式会社は、「Jet Press」シリーズの新たなフラッグシップモデルとして、枚葉型インクジェットデジタルプレス「Jet Press 750S」を2018年秋に発売する。「Jet Press 720S」の基本性能を継承しつつ、最新の独自技術を採用して生産性をさらに向上。毎時3600枚という高速出力が実現されている。
「Jet Press」シリーズは、2011年に商業印刷分野向けのインクジェットデジタルプレスとして提供が開始された。2014年に発売された「Jet Press 720S」は、菊半サイズ用紙にシングルパス方式での高速印刷で、毎時2700枚の生産性を実現。今回の「Jet Press 750S」では、プリントヘッドの打滴速度を高速化および高精度化し、新たな乾燥機構を採用して、さらに高速な出力を実現している。
最大用紙サイズも、「Jet Press 720S」が750×532mmであるのに対し、「Jet Press 750S」は750×585mmへと拡大。B5判が1枚に6ページ分印刷できるようになり、生産効率がアップした。印刷用紙をベルトコンベアに密着させて直接熱を与える新たな乾燥機構は、消費電力の約10%削減にも貢献。乾燥装置本体の全長は約70cm短縮され、設置面積が約15%削減される省スペース化も果たしている。解像度は1200×1200dpiで、インクは水性顔料「VIVIDIA」のCMYK4色。
富士フイルムデジタルプレス株式会社
問い合わせ:03-5534-0360
URL:http://fujifilm.jp/business/printing/
2018/08/01
MdN DIのトップぺージ