スペクティ、Amazon Alexaスキル開発事業者にAIアナウンサー"荒木ゆい"を提供開始
株式会社スペクティは8月1日、Amazon Alexaスキルを開発する事業者にAIアナウンサー「荒木ゆい」スキル・モジュールの提供を開始した。開発事業者が同モジュールを導入することで、人の発話に近い音声でAmazon Echoを喋らせることが可能。また、株式会社エディオンが提供する「ハローエディオン」では、同日から荒木ゆいによるニュース読み上げサービスが開始される。
AIアナウンサー「荒木ゆい」は、アナウンサーがニュースを読み上げる音声を、人工知能エンジン「Spectee AI」で機械学習して作られたバーチャル・アナウンサー。元になるデータは約10万件とされており、人に近い自然な発音やアクセントなどを習得している。また、テレビやラジオに出演する機会が多数あり、活躍の場を広げているという。
開発事業者が、「AIアナウンサー「荒木ゆい」for Alexaスキル・モジュール」をAlexaスキルに搭載することで、音声を読み上げる声が切り替わる。さらに、従来のAlexaでは読み上げが困難とされていた人名や地名を正確に読み上げることや、日本語らしい自然なアクセントやイントネーションによる発話も可能に。
なお、「ハローエディオン」では同モジュールの導入を既に開始。経済やスポーツなど、8つのジャンルに関するニュースで、荒木ゆいによる音声読み上げが行われている。より人に近い発話でAmazon Alexaが利用できる日が来るかもしれない。