Evernote、10周年の節目のブランド刷新で新しいロゴデザインを発表

「Evernote」の新しいロゴデザイン

米国のEvernote Corporationは、ロゴデザインをはじめとした「Evernote」のブランドを刷新したことを、現地時間の2018年8月14日(火)に発表した。「Evernote」サービスが、2008年6月のサービス開始から10周年を迎えたことを契機とした刷新。コーポレートロゴやアプリのロゴのデザインを新しくしたほか、Webサイトなどもリニューアルされている。
「Evernote」は、個人やチームが情報を記録し、整理し、共有できるサービスだ。開始当初は「すべてを記憶する」をミッションとしてスタート。しかし、この10年間で「すべてを記憶する」だけでなく、「アイデアを形にする」ことや「共同作業を行う」ことへのニーズが高まり、「Evernote」のミッションも「人々が本当に大切なことに集中できるようサポートする」というものへと進化した。今回のブランド刷新は、「これらのミッションを実現することでより良い世界に変えていける」という考えに基づき、前向きさ、明晰さ、自信という3つのメッセージを込めている。
ロゴのリニューアルでは、既存のロゴを踏襲したものから全く新しいものまで、さまざまなパターンを検討。その結果、ユーザーに愛着がある既存の象のロゴをベースに、より丸みを帯びた柔らかな形状が採用された。本のページに目印としてつける折り目や、一般的なドキュメントのアイコンを連想させるような象の耳の部分の「めくれ」を強調したこともポイント。また、象の配色も見直され、純粋なグリーンに近い緑色が用いられている。
「Evernote」の文字にはセリフ体の「Publico」という書体を採用。これまでは大文字のセリフ体の「Caecilia」が公式なワードマークとして用いられていたが、力強いグリーンの象のマークとの兼ね合いから変更が検討され、「Publico」は象のマークに負けないような大胆かつバランスの取れた書体であることが決め手となった。文字列の色は100%の黒色。“信頼”や“明確さ”といった「Evernote」のDNAともマッチしたデザインとなっている。

新旧のコーポレートロゴの比較

検討段階で挙げられたロゴのさまざまなパターン

エバーノート株式会社
URL:https://evernote.com/intl/jp/
2018/08/15
MdN DIのトップぺージ