インドネシアとの国交樹立60周年の記念展「博物館でアジアの旅 海の道 ジャランジャラン」

会期中の9月12日(水)と9月14日(金)には、表慶館で伝統芸能の影絵芝居「ワヤン・クリ」を上演。各日2回、定員は各回130名で先着順

2018年9月4日(火)から9月30日(日)まで、東京国立博物館にて「海の道 ジャランジャラン」が開催される。2014年から始まり、アジアの文化財をさまざまな切り口で紹介する「博物館でアジアの旅」企画の最新版。今年は、日本とインドネシアの国交樹立60周年を記念して、インドネシアをテーマとして展開される。
本展では、東洋館の作品を紹介。12・13室では、各地との活発な交流によって栄えた多様なインドネシアの作品を紹介する。インドネシアは、古来から人と物の盛んな往来があり、インドや中国など各地に起源を持つ文化と土着の文化が融合して、独自の文化を育んできた。本展では、インドネシア語で“散歩”を意味する“ジャランジャラン”のタイトル通り、気軽に散歩をするかのような感覚で東洋の美と多様性に触れられる。
主な展示作品のテーマは、「岡野繁蔵コレクションーインドネシア由来の染織と陶磁器」や「東南アジアの金銅像」、「インド・東南アジアの考古」、「インドネシアの染織」、「クリスー神秘なるインドネシアの武器ー」など。東洋館 13室では、特集「ワヤンーインドネシアの人形芝居ー」が展開され、伝統芸能で影絵人形を用いるワヤン・クリと木彫りの人形を用いるワヤン・ゴレを紹介する。
月曜休館で、9月17日(月・祝)と9月24日(月・休)は開館し、それぞれ翌日が振替休館。観覧料は一般620円 / 大学生410円 / 高校生以下および満18歳未満と満70歳以上は無料で、敬老の日(9月17日)は総合文化展が無料となる。開館時間は9:30〜17:00(金曜と土曜は21:00まで / 9月中の日曜と9月17日と9月24日は18:00まで / 9月21日と9月22日は22:00まで / いずれも入館は閉館30分前まで)。

カイン・パンジャン(腰衣)白地唐草花禽獣文様 バティック。赤と青を基調とした華やかな色使いで、さまざまな海と陸の生きものがデザインされている

ロウケツ染の様子。9月29日(土)と9月30日(日)に、本館地下 みどりのライオン(教育普及スペース)で、事前申込制のワークショップ「バティックに挑戦」を開催。申込は9月12日(水)に締切

■期間:
2018年9月4日(火)~9月30日(日)

■開催場所:
東京国立博物館 東洋館
東京都台東区上野公園13-9

■問い合わせ先:
東京国立博物館
tel. 03-5777-8600(ハローダイヤル)
url. https://www.tnm.jp/
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